子どもの下痢・嘔吐で焦らないために。おうちでできる5つのこと

看護師の経験

はじめに:突然の嘔吐や下痢…どうすればいいの?

子どもが急に吐いたり下痢をしたりすると、本当にびっくりしますよね。 「病院に行った方がいい?」「何を食べさせればいいの?」「様子見で大丈夫?」 そんな不安を感じているママたちに、元小児科看護師の私から、 **“まずはここをチェック”**というポイントをまとめました。

よくある原因を知っておこう

  • ウイルス性胃腸炎(ノロ、ロタなど)
  • 食べすぎ、冷たいもののとりすぎ
  • 乗り物酔い
  • 便秘やストレスの影響 → 大きな病気のこともあるけれど、多くは自宅でケアできる範囲のことが多いです。

おうちでまず確認したい3つのこと

  1. 機嫌・顔色・ぐったりしていないか?
  2. 水分がとれているか?おしっこは出ているか?
  3. 何回くらい吐いた・下痢したか?(時間と回数を記録) → これを把握しておくと、受診時にも役立ちます。

おうちでできる5つのケア

  1. 吐いた直後は無理に飲ませない(30分〜1時間は胃を休めて)
  2. 水分は少しずつこまめに(OS-1や白湯、麦茶など)
  3. おしりはやさしくケア(こまめなおしりふきと保湿)
  4. 無理に食べさせず、消化にやさしいものから再開(おかゆ、すりりんご、湯冷ましなど)
  5. 寝具や衣服はすぐ交換&清潔に(感染予防にも)

病院に行く目安は?

  • 38.5℃以上の高熱が続く
  • 水分がとれず、半日以上おしっこが出ていない
  • 吐物に血が混じる・緑色
  • ぐったりしている、呼びかけに反応が薄い → 迷ったときは無理せず、かかりつけに電話相談を!

あってよかった!おうちケアにおすすめアイテム

  • 経口補水液(OS-1、アクアライト)
  • ストローボトル(ちょっとずつ飲ませやすい)
  • おしりふき&保湿クリーム
  • 嘔吐対策の防水シーツやタオル
  • 自家製の消毒スプレー(次亜塩素酸ナトリウムで作る)

    →ボトルは ダイソーなどで事前に準備しておくと安心

    ▶ 自家製消毒液の作り方(厚労省推奨/0.05%濃度)

    【材料】

    • 市販の家庭用塩素系漂白剤(ハイターなど)…5ml(小さじ1)
    • 水…500ml

    【作り方】

    1. ペットボトルやスプレーボトルに水500mlを入れる
    2. 家庭用塩素系漂白剤(有効塩素濃度約5%)を5ml(小さじ1)加える → この分量で0.05%の次亜塩素酸ナトリウム液が作れます
    3. よく振って完成(使う時は換気しながら)

    ※衣類などに使うと脱色するため、嘔吐物の処理やトイレ・床の消毒用に。

    まとめ:ママが落ち着いていることがいちばんのケア

    子どもの下痢や嘔吐は、突然やってきて不安になります。 でも、**「見るポイント」と「できること」**を知っていれば、 ママ自身も落ち着いて対応できます。

    大丈夫、あなたの見守りはちゃんと伝わっています。 必要なときは病院に頼りながら、無理せずケアしていきましょう。

    ──元小児科看護師ママより🧸

 

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